Posts in Category: 落語

2017/5/23 立川談春「廓噺の会」

元吉原の近く、浅草公会堂で演る廓噺の会。仕事が終わって急いで浅草へ。つし馬で煮干しそばを食べてから久々に浅草寺でお参りして境内を少し散歩してギリギリで現地入り。前座は立川こはるさん「一目あがり」、立川談春師匠「五人廻し」で仲入り。その後は「助演」の立川雲水さん「動物園」、談春師匠の「文違い」で締め。談春師匠の噺は当然さすがの切れ味。雲水さんの噺もよかった。今度独演会行ってみようかしら。

浅草寺の境内に入ったのは久々だった。久々すぎて前回が思い出せない。仲見世も夜の雷門のあたりも外国のお客さんで大盛り上がり。

2017/05/19 不幸の家族

4/24に本多劇場で観た不幸の伊三郎の続編。前回は志らく師匠の一人芝居だったけど、今回は下町ダニーローズの演劇仕立て。前半は志らく師匠の落語、親子酒から始まった。伊三郎は志らく師匠、虎吉はモロ師岡さん。セツコ役の川上麻衣子さん、雪子役はにしおかすみこさん。モロ師岡さん川上麻衣子さんの芝居がすごかった。にしおかすみこさんの声も耳に残っている。ギャグが積み重なって大笑いした後に突然やってくるオチはえっ?っていう感じだったが、まぁシュールでよかったんじゃないかと(来年も演るかもなのでネタバレNGとのことです)。力量ある役者さんたちの熱い芝居も捨てがたいのだけれど、個人的には前回の志らく師匠の一人芝居の方が好きかなと思った。とはいえ来年以降は演技も内容ももっと練ってくると思うので楽しみだ。

パンフレット。裏面の志らく師匠のQ&Aが興味深い。

2017/04/24 不幸の伊三郎

立川志らく師匠の一人芝居。初日。去年の公演の評判が良かったのでどんな芝居なんだろうと気になっていた。去年は一人芝居というスタイル、今年は芝居というよりは現代落語というスタイル。前半は古典落語の「死神」、後半が「不幸の伊三郎」。死神は初めて聴いたのだけど、サゲが斬新で笑いつつも驚いた。不幸の伊三郎は90分間ひたすらギャグなんだけど最後にはジーンとくる不思議な仕立ての現代落語。年のせいかギャグが全部わかって爽快。新しい落語のスタイル。素晴らしい時間を過ごさせてもらった。ひたすら笑ったのだけど、帰りの電車は題名の意味をじっくり考える時間だった。二日目は前半が「火焔太鼓」だったようだ。こっちも聴いてみたかった。

久々の本多劇場。前回は志の輔らくごの牡丹灯籠の時だったような。

2017/04/19 立川志らく落語大全集 春

立川志らく落語大全集in国立演芸場。16年かけての持ち根多203席をテーマごとに分けて16年かけて演じきろうというプロジェクトで、2015年から始まっているようだ。春夏秋冬の年4回。今回のテーマは「小さんリスペクトの巻」。志らく氏の師匠である立川談志氏の師匠の柳家小さんの得意根多から三席。鰻屋、禁酒番屋、御神酒徳利。禁酒番屋と御神酒徳利は志らく氏がオリジナルのストーリーの欠点を自分なりに修正して演じた。大笑いの2時間。仕事を慌てて終わらせて行ったのだけど行ってよかった。

最高裁判所の真裏に国立の演芸場があるっていうのは何とも粋だなと思う。幕は富嶽三十六景凱風快晴。見事です。

2017/03/31 傳志会 第一回

神保町で仕事を終えて急いでいもやでえび天丼かっこんで、霞ヶ関にあるイイノホールへ。第一回の傳志会を聴きに。立川志の輔さん、立川談春さん、立川生志さん、立川雲水さんの四人での落語の会。立川雲水さんは初めてだったのだけど、立川流の大阪弁での噺も素晴らしかった。傳志会っていう名前はやはり立川談志さんの「志」からとったのだろうと思っていたけど、どうなんだろう。それは次回のお楽しみとのこと。それにしても、トリの立川生志さんよかったなぁ。目から汗が出るとこだった。志は一つ、やり方は人それぞれ。それぞれの個性が際立つ素敵な落語の会でした。

会場で配られたフライヤーにも今日の演目は刷られておらず。会場の雰囲気を見て演目が決まったのでしょう。自分で記入して備忘録とする。

2017/03/17 立川志らく独演会

始発に乗って日帰り伊勢志摩からの帰りに銀座ブロッサムで立川志らく独演会を聴いてきた。前座は立川らくまん「開口一番」、立川志らく師匠「金明竹」「鉄拐」の後に仲入り、最後に五つある十八番の一つ「らくだ」。どこかで「落語は観客の頭にセリフを置きに行きイマジネーションを膨らませる芸能」と語っていたと思うが、まさに今日のらくだは登場人物のキャラクターが自分の頭の中で生き生きと動き回っていた。傷だらけの顔の丁の目半次に無理やり飲まされて泥酔して気が大きくなっていく屑屋、大家さんのうろたえる姿、そして終盤のドタバタの展開。笑った笑った。あっという間の二時間。疲れていたけど行ってよかった。

今日はらくだが聞けて大満足。あとの十八番の四つも楽しみだ。

2017/02/01 立川談春独演会

仕事帰りに浅草公会堂へ。行きがけに久々の「つし馬」で煮干しラーメンをいただいてから。このホールはどことなく独特の雰囲気があると感じた。日本の伝統芸能がたっぷり染み込んだホールなのだろう。演目はまず前座の立川ちはる「小噺」、立川談春師匠の「白井権八」の後、仲入り。最後は「明烏」。「明烏」で笑った笑った。師匠もマクラで言っていたけれど、この噺はどこか春っぽい。吉原噺を浅草で聞くのも悪くない。終わってから一杯やりたいところだけれど、その時間には仲見世近辺は夜が早くてほとんどが閉まっている。残念。ドライで帰宅。

久々に雷門をくぐってみた。やっぱり浅草界隈の雰囲気は好きだ。

2017/01/12 立川談春新春独演会

仕事終わりに品川へ。品川プリンスホテルアネックスタワーの中にある、クラブEXという円形の会場でした。前座は二人。入門したばかりの立川ちはるさんの「小噺」、立川こはるさんの「初天神」。こはるさんの初天神は子供の声がリアル。子どもの声特有の周波数は女性の方が再現しやすいのでしょう。声だけじゃなく噺っぷりもとても良かった。二人とも女性の噺家さんだったのが意外で印象的。二人ともショートヘアーだしなんとなく雰囲気も似ているような(姉妹?)。それから談春師匠の登場。静かな調子で談志師匠の話をマクラに「替り目」、仲入り。その後で今日のメイン「居残り佐平次」。品川の遊郭が舞台のこの噺を品川の会場でやるというので観に来たのでした。いやもう笑った笑った。三遊亭圓生さんが作ったオリジナルのサゲではなく、談志師匠がアレンジしたバージョンで。その辺のエピソードを終わる直前に談春師匠が語っておられました。こういう話を生で聴けるのも独演会のいいところではないかと。

帰り際、品川プリンスを出て横断歩道から。昔々学生だった頃、ここ高輪口から大学まで歩いたよなぁと。当然だけれど当時とはだいぶ雰囲気が変わってて色々と感慨深い。

2016/12/20 志の輔らくご in EX 2016

PARCO劇場が立て替えということで今年は六本木のEXシアターで五日間に凝縮、今日が千秋楽。EXシアターは客席の音がステージの演者にはほとんど聞こえないしつらえになっているようだ。アーティストが音に集中することを最優先に設計されたとのこと。ただ、音楽の演奏にはいいけれど、客席の反応を見ながら演じる落語やトークショーには向かない。そういう時は特別に客席の音を演者に聞こえるセッティングにするとのこと。どうやったらそんなことができるのかは全くわからないけれど、日本の(というか竹中工務店さんの)技術はすごいと驚いた。さて、演目は「ディア・ファミリー」と「歓喜の歌」。両方とも初めて聴く演目だった。中入り15分でほぼ3時間半近く観客を噺に引き込み魅了し続ける志の輔氏。いつもながら凄い。年末進行で睡眠不足が続いているので、途中で居眠りしちゃうんじゃないかと心配だったけど、全くの杞憂。帰る頃には気持ちもほぐれて、酔客であふれる六本木の雑踏を歩きながら今年も残り少ないけど頑張ろうという気持ちになる。今年の落語を聴く機会は今日が最後。いい締めだ。行ってよかった。

EXシアターのエントランスのイルミネーション。今年ももうすぐ終わるのだなと実感する。

2016/11/20 立川志らく独演会

武蔵小金井のななふくでワンタン麺をいただいてから、宮地楽器ホールへ。初めて立川志らくさんの落語を聴いてきました。前座は立川志らぴーさんの「道灌」、立川志ら門さんの「看板のピン」。その後立川志らくさん登場で「短命」、仲入り後は「富久」でラスト。志らぴーさんは今日が初めての高座とのこと。ちょっと早口で聞き取りづらかったかな。志ら門さんの門は破門の門って本当だろうか。志らく師匠、枕の毒の濃度が濃い目でいい感じ。面白いと聞いていましたが、想像以上でした。思いっきり笑わせてもらいました。宮地楽器ホールは初めて行ったけど、建築もカッコよくて音響もよかった。ゆるくも楽しい日曜の午後。

宮地楽器ホールの幕。面白いデザインだな…と思ってよく見てみたら、たぶん小金井市の地図なんだろうと思う。img_1365_1