Posts in Category: オペラ

2017/07/29 ばらの騎士

御徒町のアーンドラ・キッチンでマサラドーサセットをいただいてから、上野の東京文化会館で二期会のばらの騎士を観に行く。元帥夫人は林正子さん、オックス男爵は妻屋秀和さん、オクタヴィアンは小林由佳さん、ファーニナルは加賀清孝さん。妻屋さんのバカ殿(男爵)っぷりがツボで笑いを誘う。カツラ芸ありの楽しくも素晴らしい演技。オクタヴィアンは男性の役なのだが、女性が演じる。フィガロの結婚のケルビーノ役のようだ。小林さんが熱演。素敵な歌声。14時開演で2回の休憩をはさんで、終演は18時。外に出たら雨が強く降っていて、まいった。目の前だけど上野駅までダッシュ。

開演前に不忍池に寄ってみる。無風、酷暑。蓮の海。

2017/02/19 トスカ

上野の文化会館で二期会のトスカを観に。トスカ役は大村博美さん、カヴァラドッシ役は城宏憲さん、スカルピア役は体調不良の直野資さんに代わって今井俊輔さん。オーケストラは東京都交響楽団、指揮はダニエーレ・ルスティオーニさん。トスカ役の大村さんの歌唱力と演技力、いずれも素晴らしかった。スカルピア役の今井さんは連日の出演となっているはずなのだが、それを感じさせない。そういえば前回トスカを観たのは2016/01/06ののベルリンのドイチェオーパーだった。その時のMichael Volleさんの好色で傲岸なスカルピアもすごいと思ったのだけど、今日の大村さんも負けずによかった。ねっとりとして嫌らしくて人でなしの素晴らしいスカルピア役だったと思う。しかし昨日の蝶々夫人といい、今日のトスカといい、オペラは酷いストーリーが多いのだけど、その酷い話に素晴らしい演奏と歌と演技をのせると思ってもみなかった別次元のドラマに生まれ変わる不思議。

帰りは久々に近所の和食屋さんで。この煮物が本当に美味しかった。大根と大豆と鰯とオクラ。大根の味はそっくり上質な出汁の味に置き換わっていて表面に煮汁がしみている。鰯は骨まで柔らかいんだけど、身の味は全く抜けてない。プロの仕事だなぁと感心しました。

2017/02/18 蝶々夫人

日本を舞台にした作品、蝶々夫人。ぜひ観てみたかった。蝶々夫人役は小川里美さん、ピンカートンはロレンツォ・デカーロさん、スズキ役は鳥木弥生さん。オーケストラピットはなくて、舞台前方、客席との間にオーケストラが位置していた。読売日本交響楽団、指揮はミャエル・バルケさん。演出は笈田ヨシさん。舞台も装置も美しくて、素晴らしい舞台だったと思う。ピンカートンを単なる悪役ではなく、心が弱くてむしろ自分たちに近しい男性としての表現だったように思う。なぜ蝶々夫人は死ななければならなかったのかという説得力のある演技。そしてドラマティックで素晴らしい演奏。個人的にはスズキ役の鳥木弥生さんの演技が心に残った。

会場においてあったダルマさん。翌日の千秋楽でもう一つ瞳が入ったことでしょう。

2016/11/11 後宮からの逃走

銀座のはしごで軽く搾菜麺を食べてから、日生劇場へ。歌はドイツ語、日本語字幕付き、台詞は日本語。このスタイルは初めてだけど、とても親しみやすい。太守セリム役がなぜ宍戸開さんなのだろうと思っていたけど、納得。素晴らしい存在感だったと思う。圧巻だったのはコンスタンツェ役の森谷真理さん。圧倒的な歌唱力。深みのある声、声量、演技の説得力、いずれも素晴らしいと思った。オスミン役の志村文彦さんの残忍だけどコミカルな演技も光っていた。ブロンデ役の鈴木玲奈さんの歌と演技も可愛らしくて素敵。指揮は川瀬賢太郎さん、演奏は読売日本交響楽団、演出と上演台本は田尾下哲さん、舞台監督は山田ゆかさん。モーツァルトの作品だけあって音楽も流麗、ハッピーエンドの物語ということもあって楽しくも濃い3時間ちょっと。カーテンコールはブラボーの声がたくさん。

劇場ではパンフレット、解説用のCDを無料で配っていた。オペラをもっと広く楽しんでいただきたいという劇場側の気持ちが伝わってきます。_mg_1005

2016/06/06~11 “RIGA” 備忘録

2015/12/25~2016/01/09 “BERLIN/DRESDEN/PRAHA” 備忘録Vol.1

2015/12/26
DON GIOVANNI/Opera/Berlin staatsoper
CONDUCTOR Massimo Zanetti
DIRECTOR Claus Guth
DON GIOVANNI Christopher Maltman
DONNA ANNA Anna Samuil
DON OTTAVIO Peter Sonn
COMMENDATORE Jan Martiník
DONNA ELVIRA Dorothea Löschmann
LEPORELLO Luca Piastroni
MASETTO Grigory Shkarupa
ZERLINA Narine Yeghiyan

Staatsoper/Berlin_DSF2829

2015/10/17 フィガロの結婚

モーツァルト作曲のオペラ。Bunkamuraオーチャードホール。ポーランド国立ワルシャワ室内劇場管弦楽団・合唱団。ストーリーを一言で言うとドタバタのラブ・コメディー。アルマヴィーヴァ伯爵はヴィトルト・ジォウォントキェーヴィチ、伯爵夫人はオルガ・パシェチニック、スザンナはアグニェシュカ・コズウォフスカ、フィガロはアンジェイ・クリムチャック。中でも伯爵夫人のオルガさんの声は深みがあって素晴らしかったと思う。ケルビーノ役(男性の小姓)は女性が演じると初めて知って驚いた。前編にあたるセヴィーリャの理髪師も観てみたい。ちなみにこちらは作曲はロッシーニだそう。

オーチャードホール。この劇場、好きです。席の足下も割と余裕があるし、WCも広いので幕間でも比較的混まないほうだと思う。_DSF2723

2015/10/15 La traviata

ヴェルディのオペラ、椿姫。プラハ国立歌劇場管弦楽団・合唱団・バレエ団。近所ながら初めての練馬文化センター。ヴィオレッタ役はヤナ・シベラ、アルフレード役はアレシュ・ブリスツェイン。悲劇、悲哀。有名第二幕の一時間は15分ほどに感じた。ジェルモン役のスヴァルトブルク・セムの声は大迫力。ヤナ・シベラさんの熱演、素晴らしかった。前回のトゥーランドットの豪華なセットもいいけど、今回のようなモノトーンでまとめた舞台も悪くない。
幕間のオーケストラピット。オケの皆様、素晴らしい演奏でしたよ。縁の下のスーパーな力持ち集団。ブラボー。_DSF2719

2015/10/10 Turandot

プッチーニのオペラ、トゥーランドット。ブルガリア国立歌劇場、ソフィア国立歌劇場管弦楽団・合唱団。上野文化会館。トゥーランドット姫役のヨルダンカ・デリロヴァ、カラフ役はマルティン・イリエフ、リュー役はラドスティーナ・ニコラエヴァ。第二幕のカラフの三つの謎解き、捕えられたリューとトゥーランドットのやり取り、Nessun dorma(誰も寝てはならぬ)から始まる第三幕の怒濤の展開。ピン・ポン・パンのコミカルな演技もいいスパイス。素晴らしい声と歌、素晴らしい演奏、豪華な舞台。あっという間の3時間。ブラボーの一言。終わり方は一応ハッピーエンド風だと思うんだけど、でもこれ本当にハッピーエンドなのだろうかと考えてしまう味のあるストーリー。もう一度観たい。そういえば荒川静香さんがイナバウアーを取り入れた美しいプログラムで金メダル取った曲もトゥーランドットでしたっけ。

劇場入りする前に上野の井泉本店で腹ごしらえ。上カツ丼と豚汁。_DSF2681