Posts By satosixx

2017/10/07 立川志らく独演会

近所の練馬文化センターへ。前座の立川志ら鈴さんの「十徳」で始まる。志らく師匠の「火焔太鼓」の後、仲入り。最後は「中村仲蔵」。火焔太鼓を生で聴くのは初めて。CDで古今亭志ん生師匠のを車の中でよく聞いていたのだが、夫婦の会話のトーンが全く違っていて非常に興味深い。噺家さんのテイストの違いが歴然。どっちも良いなぁ。中村仲蔵は立川志の輔師匠のやつしか聞いたことがなかったのだけれど、志らく師匠のはギャグ要素がかなり高めでこれもまたよし。そういえば二年前に赤坂ACTシアターで聴いた志の輔師匠の大忠臣蔵と中村仲蔵のあのコンボはやはりすごかったなぁと今更ながら。来年またがんばってチケット取ってみようかな。

文化センターのロビーに案内役としておいてあるペッパーくん。来た時は元気で案内していたのだが、帰り際バッテリー切れで哀愁ただよわせまくり。

2017/10/04 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

アークヒルズサウスタワーの3rd Burgerでハンバーガーとビールを食べてリニューアルしたばかりのサントリーホールへ。5月に首席指揮者のイジー・ビエロフラーヴェク氏が逝去していた。代わりにタクトを振るのはペトル・アルトリヒテル氏。彼の指揮はどこかで聴いていると思うのだが、どこでだったか思い出せない。前回チェコフィルを東京で聴いたのは2015/10/31のサントリーホール、指揮はイジー・ビエロフラーヴェク氏で「我が祖国」とダニール・トリフォーノフのピアノでラフマニノフのピアノ協奏曲第二番だった。今回のプログラムはスメタナのオペラ「売られた花嫁」序曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第五番「皇帝」ピアノはアリス=紗良・オットさん、ドヴォルザーク交響曲第八番。アリス=紗良・オットさんのピアノを生で聴いてみたかった。青いドレスで裸足で登場。CDで聞くと硬質な音で端正なピアノという印象だったけど、コンチェルトで弾くピアノは端正なんだけど情緒豊かな印象。何より演奏を心から楽しんでいる姿が見てて楽しい。ピアニストのアンコールはショパン「夜想曲嬰ハ短調」。アンコール前に日本語で短い曲紹介があった。時差ぼけがキツいのでゆっくりな曲を演奏しますとのこと。アルトリヒテル氏の「Memory of Jiří Bělohlávek」のアナウンスの後、オーケストラのアンコール。ドヴォルザーク「スラヴ舞曲集第2集」より第7番と第8番。

ビエロフラーヴェク氏の指揮でレコーディングしたスラヴ舞曲集のCDが発売されていたのだった。買おうかな。

2017/10/01 小川山

早起きして小川山。駐車場近くで久々にヘビークライマーきんさんにお会いしてちょっと話す。それから小川山レイバックでアップしてイムジン河の岩へ。おーこれがイムジン河か。のりのりさんが必要なギアを入手できて、やってみます?とのことだったので細かいカムセットとナッツの練習&ビレイがてら連れてきてもらった。先客が何人かいたので、ラインを観察。のりのりさんがプロテクションの位置と番手を確認しつつ、ひとまずトップアウト。そのあとにそのままトップロープでトライした。プロテクションの位置と個所とムーブを探りながら。おそらくここが核心と思われるパートはあまりじっくり探らずに、ひとまず上までムーブ確認のために抜けておく。フェイス的ムーブと言われている通り、クラック特有のコツの要るムーブは使わなくても登れそうだ。ムーブ自体はそんなに難しくないと感じた。ただ、小さいカムをセットするのは慣れてないせいで緊張するし時間もかかる。確実にプロテクションを決めるのが核心ってこういうことか。登るためのムーブ作りやムーブをこなすということとは(自分にとって)全く別の感覚に切り替えなければならない。実際のクライミングの合間に今まで存在しなかったギアにシフトを入れながら登る感覚で(しかも基本的にうまく入らない)、思い通りにいかない。思い通りにできないというか、気持ちの切り替えがうまくできてないという感じだろうか。プロテクションのセットとクリップがセットになったムーブとして身体が認識するまでのもどかしさなのだろう。ボルダリングからリードに移行した時のクリップの面倒くささのグレードを上げたようなものかもしれない。次の便は夕方暗くなり始めてから。核心パートでやはりプロテクション位置とムーブ構成で悩む。時間もないので仮決めのムーブしか作れず。そこからのパートはプロテクション位置の調整でなんとかなるはずというのはわかった。最後ののりのりさんのリードトライは暗くてプロテクションがうまく取れなかったようだ。そこからはあっという間に暗くなってしまった。こういうこともあろうかと残しておいたトップロープでヘッテンつけて回収へ。真っ暗な中、食い込んだナッツの回収がこんなに大変だとは思わなかった(笑)。作業中、クラック内に住んでいるのであろう見たこともない形状の昆虫が内側を走り回っていた。彼らにしてみたら我々クライマーは相当迷惑な存在なのだろうなぁと思いながら、岩にぶら下がって小さいトンカチでナッツキーを叩く日曜の夜。

午前中、陽が当たるイムジン河。よく見ると左側にボルトが打たれているラインがあった。誰かのプロジェクトなのだろうか。

2017/09 ジムメモ

2017/09/19 立川談春独演会

仕事が終わってケンタッキーでコーラとチキンフィレサンドをかっこんで急いで有楽町に向かう。マリオンにある朝日ホール。滑り込みで間に合った。前座なしで始まる。「棒鱈」、「三軒長屋・上」、仲入りの後、「三軒長屋・下」、というプログラム。メインは三軒長屋。長い噺なので今回は棒鱈の後に上・下という仕立てだったけど、通しでもいいんじゃないかと思った。となると仲入りをどこに持ってくるか考えものなのか。とはいえ今度は通しで聴いてみたい。いつもながらの切れ味、見事な落語。帰ってデスク仕事。

朝日ホールのエスカレータ。見た目は昭和風なんだけど、写真にしてみるとどこか近未来風。

2017/09/17 読響日曜マチネーシリーズ

午後から池袋の東京芸術劇場に読響の第200回日曜マチネーシリーズを聴きに行ってきた。指揮はコルネリウス・マイスターさん、ピアノはダニール・トリフォノフさん。プログラムはスッペ「農夫と詩人・序曲」、プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番ト単調op.16」ベートヴェン「交響曲第6番・田園」。お目当てはトリフォノフさんのピアノ。プロコフィエフのピアノコンチェルトを生で聴くのは初めて。相変わらずの素晴らしいピアノ。曲調のせいもあるのだろうけど、あの世とこの世を自在に行き来しつつ演奏しているような錯覚を覚えた。去年ベルリンフィルのジルベスターで聴いたラフマニノフとは全く別人のようなピアノ。ピアニストのアンコールはプロコフィエフ「シンデレラより:ガヴォット」最後のベートーヴェンの田園で現実世界に無事戻されて終了。その足で目白のパタゴニアへクライミングパンツを修理に出しに行く。

マチネー終了後。外は相変わらずの雨。東京芸術祭の吊り広告、佐々木蔵之介さんのリチャード三世がとても気になる。それにしてもテキトーな写真(笑)

2017/09/09-10 小川山&瑞牆

2017/09/09
のりのり先生のクラックレッスン。初日、まずは小川山レイバックへ。1便目はトップロープで手のジャミングの感覚に集中して登ってみる。どうしても岩に手を添わせるジャミングじゃなくて、形状を持とうとしてしまう。テーマはできるだけ指で持たないことと省力化。できるだけ力を使わない手首の角度や手のひらの向き、親指の使い方、肘の角度を探りながらじっくり。少しだけわかったような気がする。2便目はトップロープでカムをセットしながら登ってみる。自分にとってはカムを確実に決められるようになるのが最大の課題。じっくり教えてもらった。それにしても地面で教えてもらったことを登りの中で忠実に反映するのは集中していないと難しい。ホールドとして使用するパートはカムも決めやすいポイントでもある。このくらいのグレードだとムーブのプランBが作りやすいけど、難しくなってくるとそこがキモになってくるのだろう。3便目でリードしてみた。問題なくRP。乗っ越しのあたりに念のためカムを決めたのだけど、カムの効きの確認がちょっと甘いとの指摘をいただく。たしかにそうだった。もう落ちないだろうと思って適当になってしまった。2便出して練習しまくったせいで、慢心が出てきたのかもしれない。そういうタイプの気の緩み方も自分にはあるということだ。気をつけないと。それから久々に妹岩に行ってみる。のりのりさんのジャックと豆の木のトライのビレイをしてると、雨が降ってきた。2便ビレイしたところで状態も良くないようだし、また次回。妹岩は知り合いが数人いておしゃべりに花。

2017/09/10
今日は瑞牆へ。ガイドブック片手に地獄エリアというところに行ってみることにした。途中不安になって時間がかかってしまったけど、なんとか現地着。今日はジャイアントジャムサンドという課題にトライすることにする。昨日の小川山レイバックと違って、こちらは様々なサイズのクラックが出てきて盛りだくさんの内容とのこと。まずはのりのり先生がトライ、宿題だったこの課題を無事RP。まずはトップロープでカムを決めながら登らせてもらった。フィストサイズなんて初めてでドキドキ、というか怖い。トップロープでトライしたということもあるけれど、自分は登り出すとムーブの流れとリズムに集中してしまうのでプロテクションが少なめになってしまうようだ。昨日よりジャムが少しわかってきたような気がして楽しい。ジャムが抜ける気がしないという感覚も少し味わうことができた。ちょっと休憩して次はリードでのトライ。怖い。レストポイントでは余ったカムを保険で決めて、さっきのトライで気づいたこととを全て冷静にこなせば落ちることはないと自分に言い聞かせてスタート。後半で自分のロープがフットジャムに挟まってしまったせいでロープが出づらい場面もあったけど、冷静に処理できて無事にRP。聞いていた通り、この課題は内容がバラエティに富んでいて非常に面白い。岩の上に立つことができる課題で気分もいい。勧めてくれた訳がわかった。しかしムーブがわかってしまうとなんてことはないのだけれど、これを初見でリードしたらどうなっていただろうか。ちゃんと落ち着いたムーブと確実なプロテクションで登れていたか全く自信がない。つい前進のためのムーブを考えることに集中しがちだけれど、もう少し冷静に自分の置かれた状況を客観的に把握できるようにならないと。ちょっと移動してホンゴウさんペアのところまで降りて、回収した終了点のセットをお返しした。トライされていたイレブンのルートのRPも見れたし、けっこういい時間だったので早めに山を降りた。帰りはいつもの20キロ渋滞。双葉SAできんさんペアにお会いした。さて、次は何やろう。カヌーっていう課題がめっちゃカッコよかった。もっと上手くならないと。手取り足取り丁寧に教えてくれたのりのりさん、本当にありがとうございました。

小川山レイバック。クライミングを始めたばかりの頃、雨の中を傘さして見にきてこんなの登る日がくるのだろうかと思ったっけ。あれから幾年月。

2017/09/07 立川談春独演会

新しくなった日本青年館ホールへ。前座はなし。演目は「かぼちゃ屋」から始まって「三年目」、仲入りの後「文七元結」。毎回思うのだけど、おそろしいくらいの切れ味の落語。聴き終わって心があたたかくなるのだけど、なぜか鳥肌が立っているような。天才の芸ってこういうものかと。立川志らくさんもどこかで談春さんのことを当代の名人、天才と言っていたように思う。「文七元結」は談春さんのオリジナルアレンジが入っていて、「文七元結 2017 夏」と言っていた。噺は最高。会場はちょっと残念な設計。

やけに暑い外苑前駅ホーム。iphoneで撮ってノイズ入れてモノクロフィルム2段増感、大伸ばし風。

2017/08 ジムメモ

2017/08/29 キット・アームストロング ピアノ・リサイタル

キット・アームストロングさんのピアノを聴きにすみだトリフォニーホールへ。チケットを取るときに8/1のピーター・ゼルキンさんのゴルトベルグ変奏曲と迷ったのだが、今売り出し中の若手ピアニストの方を選んだ。プログラムはウィリアム・バード「ヒュー・アシュトンのグラウンド」、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク「我が青春は過ぎ去りし」、ジョン・ブル「ウォルシンガム変奏曲」、休憩を挟んでJ.S.バッハ「ゴルトベルグ変奏曲」。前半の3曲は聴くのも初めてどころか、曲名を聞いたこともなかった。3人とも16~17世紀の作曲家。当時ピアノはまだなくて、その前身のチェンバロやオルガンの時代だったのだろうと思う。バロックっぽい曲調で、どこか中世後期の雰囲気。その時代の音楽をピアノで聴けたのは新鮮な体験だった。バッハは17世紀生まれで活躍したのは18世紀。バッハ以前とバッハ以後という意図のプログラム構成だったのだと思う。ゴルトベルグ変奏曲はコンスタンチン・リフシッツさんが1994年、17歳(!)の時のレコーディングのCDを持っているのだけれど、当然だが全く違った演奏で驚いた。録音とライブという違いではなく、もっと根源的な何か。世界観の違いってこういうことなのだろうか。すごい演奏だったし、聴衆のマナーも素晴らしかったと思う。これだったらピーター・ゼルキンさんのゴルトベルグも聴いてみたかった。どっちかだけじゃなくて、どっちもっていうのもアリだったよなぁ。そういえばコンスタンチン・リフシッツさんが2012年に再レコーディングされたゴルトベルグ変奏曲も出ているようだ。アンコールはバード「オックスフォード伯爵の行進曲」、リスト「夕べの鐘」。

錦糸町駅からトリフォニーホールへ向かう途中に見えたスカイツリー。結構近くに見えるけど、ここから2キロの距離とのこと。