2018/04/05 サヴィニャック展

サヴィニャック展。ちょっと前からやっているのは知っていて気になってはいたのだけど、会期も終わりに終わりに近いということでやはり行っておこうと。ポスターと原画とが見れるとのことだったのだけど、ポスターのサイズが思っていたよりずっと大きくてびっくり。原画もすぐ近くに展示してあるのでどこの部分のテイストが最終的にどうなったのかをつぶさに見れるのが面白い。温かみがある線でポップな色を使って誰にでもわかりやすい表現なんだけど、ちょっと皮肉も利いていたりするとても魅力的な画とポスター。意外なところだと豊島園や日本のメーカーのポスターもあったり。街のスナップを撮っていて思うのだけれど、その時代をもっとも如実に表すのは街にあふれている広告だと思う。写真に写っている人たちの服装や髪型やメイクよりも、断然街の広告がより時代を感じさせる重要な要素になっていると感じる。今回の展示は第二次世界大戦後の1950年代、ある意味女性的なパリという街の時代の雰囲気も感じられる素敵な展示だった。時を越える優れたデザインというのは、わかりやすさを越えてにじみ出る作者の心意気が感じられる。それにしてもあの時代のポスターのカッコよさはカッサンドルが一番と思っていたのだけど、サヴィニャックのユーモアあふれるタッチもこれまた素敵。レトロでモダンっていいなぁ。今の日本の気分を如実に表現しているであろう街にあふれる広告は、60年後にはどういう風に映るのだろう。

美術館の前はちょっとした公園になっている。白い象がいた。お釈迦さまとか普賢菩薩の乗り物で聖なる動物のはずだが、子供たちの恰好の遊び仲間でもあるようだ。

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