2017/08/29 キット・アームストロング ピアノ・リサイタル

キット・アームストロングさんのピアノを聴きにすみだトリフォニーホールへ。チケットを取るときに8/1のピーター・ゼルキンさんのゴルトベルグ変奏曲と迷ったのだが、今売り出し中の若手ピアニストの方を選んだ。プログラムはウィリアム・バード「ヒュー・アシュトンのグラウンド」、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク「我が青春は過ぎ去りし」、ジョン・ブル「ウォルシンガム変奏曲」、休憩を挟んでJ.S.バッハ「ゴルトベルグ変奏曲」。前半の3曲は聴くのも初めてどころか、曲名を聞いたこともなかった。3人とも16~17世紀の作曲家。当時ピアノはまだなくて、その前身のチェンバロやオルガンの時代だったのだろうと思う。バロックっぽい曲調で、どこか中世後期の雰囲気。その時代の音楽をピアノで聴けたのは新鮮な体験だった。バッハは17世紀生まれで活躍したのは18世紀。バッハ以前とバッハ以後という意図のプログラム構成だったのだと思う。ゴルトベルグ変奏曲はコンスタンチン・リフシッツさんが1994年、17歳(!)の時のレコーディングのCDを持っているのだけれど、当然だが全く違った演奏で驚いた。録音とライブという違いではなく、もっと根源的な何か。世界観の違いってこういうことなのだろうか。すごい演奏だったし、聴衆のマナーも素晴らしかったと思う。これだったらピーター・ゼルキンさんのゴルトベルグも聴いてみたかった。どっちかだけじゃなくて、どっちもっていうのもアリだったよなぁ。そういえばコンスタンチン・リフシッツさんが2012年に再レコーディングされたゴルトベルグ変奏曲も出ているようだ。アンコールはバード「オックスフォード伯爵の行進曲」、リスト「夕べの鐘」。

錦糸町駅からトリフォニーホールへ向かう途中に見えたスカイツリー。結構近くに見えるけど、ここから2キロの距離とのこと。

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